2010/08/11

[電子書籍]同人誌を電子書籍にしてみよう!(閲覧編)

読んでない方はまずこちらから
[電子書籍]同人誌を電子書籍にしてみよう!(準備編)
[電子書籍]同人誌を電子書籍にしてみよう!(断裁編)
[電子書籍]同人誌を電子書籍にしてみよう!(取り込み編)


さて、いよいよ作成した電子書籍同人誌を読んで見ましょう。
個人的には電子書籍リーダーとしてiPadを買ったって後悔しないと思いますよ?
っていうか、おそらくそれが一番良い使い方の一つだと思います。


なにはなくとも動画。以前の動画で作った物がどう見れるか実際にみてください。




如何でしたか?
全然全く純然に問題無く綺麗に読めると思いませんか?
この動画では撮影していませんが、iPadを縦にすれば1ページずつ大きなページで読めます。
えっちぃ同人誌でむにゃむにゃする時はこちらがお勧めですw
画面の左側をタップするだけでページ送り も出来るので安心です!

さて、細かく説明して行きましょう。
まず閲覧する為のソフトですが、これはi文庫HDというiPadのアプリケーションを使用しています。
DropBox、GoodReaderと並んでiPadを購入したら真っ先にインストールするべき三種の神器と言われるくらいに鉄板なアプリです。

基本的には青空文庫を閲覧するアプリなのですが(iPadに最適な形で青空文庫の大量の本を読めるだけでも600円は決して高く無いと思いますが)このアプリの魅力はPDFリーダーとしての性能、様々なデータの取り込み手段、ZIPに固められたJPGの閲覧など、基本的な電子書籍リーダーとしての機能を比較的高いレベルで実現出来ている事にあります。PDF内の文字検索などは今現在出来ませんが、アップロードたれてたりします。

PDFさえあれば、ページをjpgに変換しそれをZIP圧縮する事も可能です。
そうして纏められたjpgはPDFの時より遥かに軽く出来ることもあります。
それをi文庫に入れれば容量の節約になりますよね?僕は面倒なのでやりませんがw
兎に角、600円出してでも電子書籍リーダーはi文庫HDにするべきだと断言します。


さて、ではどうやって作ったファイルをiPadに、i文庫HDに転送するか?ですが、いくつか方法があります。
代表的な物だけですが紹介しましょう。

1.iTunesを使ってiPadに転送する。
2.DropBoxにファイルをアップロードして、それをi文庫HDから直接DLする。
3.i文庫HDの機能を使用してFTPツールでiPadとパソコンを繋いでファイルを転送する。
という3つになります。
1.は圧倒的に簡単だし楽だけれど、iPadのバックアップの遅さは有名で、まじで遅いときは一時間くらいかかるのであまり、この方法ははオススメできない。

2.はDropBoxのアカウントが必要とはいえ、サーバー上に2ギガの領域が無料で使えるわけだし、iPadアプリとしてもDropBoxは存在するしで、取り敢えずDropBoxのアカウントは取得しておく事をオススメする。
PCからもブラウザからもiPhoneからも使用出来るし使わない理由がまったくない。
また、特筆すべきはi文庫HDには直接DropBoxにアクセスして、存在するしPDFなどをi文庫HDにDLできる機能があること。
これにより、本当に第二の本棚としても使用出来る様になる。

有料サービスにすれば50Gを一年間一万円程度で利用出来るので検討してみると良いと思う。
問題は、我が家の環境のせいかもしれないが、PCからDropBoxにアップロードするのが非常に遅いことだ。一つの本を上げるのに5分から10分程度かかる時もある。
有料サービスに変えれば早くなるのかもしれないし、我が家の環境に原因があるかもしれ無いので何とも言えないが。ちなみにyoshimikiは小説のみDropBoxにアップロードしている。
この2つに関してはiPadはあるけれど、家に無線LANが飛んでいないという人にも問題無く使用出来る方法である。
よもや無線LANの環境が無いのに3gs版ではなくwifi版を買っている人もいないだろうから、どちらにしても通信環境はあると思うので2.も問題無く使用出来るはず。

3.若干設定等に知識が必要だが一番オススメなのはWi-Fiが有るのであればこの方法である。
FTPクライアントはどこにでも落ちているフリーツールでOK。
設定方法はご丁寧にi文庫HDのHPに書いてあるので詳しくは其方を参考にしてもらいたい。
この方法は簡単にいえば、PCとiPadをWi-Fiで接続し、PCから直接i文庫HDのフォルダにファイルを送るわけだ。Wi-Fiだから転送速度も十分早いので、オススメ。
送る際にFTPクライアントでフォルダ作成やリネームもできる。
本当に若干ではあるがFTPクライアントを使う為のHOWTOが必要ではあるがそれさえ出来れば本当に快適にファイル管理が出来るので、頑張って試してもらいたい。

まとめ
もう一つの本棚的に電子書籍をクラウド化したいのであれば有料にしてでも2.でDropBoxに一元化した方が良いと思う。
勿論DropBoxからi文庫HDに落した物は、削除しない限りオフラインでも閲覧できるし、iPadの容量が圧迫され始めたらi文庫HDから削除してしまえばいい。
元のデータはDropBox上に有るのだから読みたくなったら、再度DLすればいいだけだ。
クラウド化している限りPCが壊れてもHDDがクラッシュしてもバックアップとして使用出来るしね。
そう言うのは面倒だし、お金も払いたくないと言う人は3.の様にFTPクライアントで転送を行う事をオススメする。
yoshimikiもDropBoxを有料にしていないのでアップロードできる本の数が限られているので小説オンリーという縛りをしている。
なので同人誌等は全てのこの手段で転送している。
早いし、フォルダ分けも楽だし、クラウド化というメリットにさえ目をつぶれば(まぁ物凄く魅力的な部分に目を瞑ることになるけれど)こちらの方が即効性と楽さがある。
長くなりましたが、これで説明を終わります。
いや、マジで長くなってしまいましたなw

ですが、この部分は断裁編、読み取り編よりも、もっと直接的に「iPadと電子書籍とどう付き合って行くか」というテーマに直結します。

クラウド化した方が良いと思う人、そこまでしなくても楽に転送出来ればいい人、iTunesに任せれば安心だと思う人。

それぞれに自分とiPad、ひいては電子書籍との付き合い方への思惑が有るはずです。
それだけに、色々試して最適な方法を見つけてくれると嬉しいです。
これまでに書いて来た事は「こういうやり方もある」という程度に思ってもらった方が良いかもしれません。
100人いれば100通りの付き合い方があると思いますので。
さて、閲覧編と言うよりは、実際には転送編になってしまいしたが、実質それこそが閲覧という行為の大部分ですのでw
さて、一応断裁、取り込み、閲覧と解説して来ました。
次で一応最終回。
最後は他にも知って置くといい事などを書いてみようかと思います。
これに関しては何にも決めてないし、何かにあるかも分からないのですが。
まぁ、〆のご挨拶もかねてちょっと結びのポストってことで。
それではここまで見てくれたみなさんに感謝を。もう少しおつき合いくださいな。

[電子書籍]同人誌を電子書籍にしてみよう!(取り込み編)

読んでない方はまずこちらから
[電子書籍]同人誌を電子書籍にしてみよう!(準備編)
[電子書籍]同人誌を電子書籍にしてみよう!(断裁編)


さて、前回の「同人誌を電子書籍にしてみよう!(断裁編)」に続いて、今回は取り込み編。
まずは機器のおさらい。



我が家ではScanSnap S1500を使用しています。

これは兎に角読み込みスピードが現行の民生機では圧倒的で、電子書籍化では今現在これよりも優れている物は見当たりません。

今後、この手の自炊がポピュラーな物になったりすれば、様々な企業が参入して一気に技術革新が行われる可能性もありますので、そこら辺の見極めはしておく必要があるかもしれません。

また、ScanSnapは読み込んだ用紙をそのままPDFに変換してくれる機能が搭載されている都合上、Adobe Acrobatが丸々付いています。

これ自体普通に購入しようとすると三万円くらいするので、それを考えるとこの値段も仕方が無いのかもしれません。


さて、この取り込み編は、何はなくともまずは動画を見てください。





如何でしょう?
両面スキャンで25枚、ページ数にして50ページの同人誌を実に一分半で取り込み完了します。
断裁編の動画と合わせても二分で一冊の同人誌が断裁から取り込みまで完了してしまいます。
取り込み完了と同時にPDF化が行われ、保存先を決定すれば完了です。

今回は省きましたが、設定なども、カラー、グレー、モノクロなど決められますし、解像度もある程度カスタムできます。
今回の設定は自分で決めた設定で行っていて
600dpiのハイファイン
カラーモノクロ自動判別
で取り込んでいます。
また、1ページ目を基準とした傾き補正など細かくできますが、同人誌やコミックなどは斜めに割られたコマ割りを勝手に傾いていると自動判別してしまったりするのでOFFです。

同じく文字などをクリアに読めるようにしてくれる機能もあるのですが、これも写植周りには効果を発揮しますが、効果音的な物、手書きの物を変にしてしまうのでOFFです。


取り込んだ同人誌をPDFにする際に上記のようなことの他にも色々と調整出来ますが、一冊づつそれらをやるのは面倒なので僕はやっていません。
例としてはチリやホコリなどを除去したり、裏写りを修正したり。

それをやるコストの方が面倒ですし、何百冊もある同人誌でそれをやろうとすると、それだけで嫌になってしまいます。

もちろんこだわりたい方は、是非自分なりのベストのクオリティとコストのバランスを見つけて見てください。

マクロ等を組んでオートでやるのも面白そうではありますよね。自分も今後は考えていきたいところです。


また、主にモノクロで書かれている同人誌ですが、基本的にはScanSnapはカラーだと判断してしまいます。
これは少しでもページにシミなど黒か白以外の物があると、そのページはカラーだと判断してしまうからです。

逆にいえば、そういう物さえなければ、カラーのページ(表紙)はカラーに、モノクロのページはモノクロに一冊の中でもページ毎に判断してくれます。結果容量は最適になると言うわけです。

ただし漫画は白黒二色ではなくグレー階調が基本的にはあるので主にカラーになってしまいます。(二色刷りかそれ以外かにもよりますが)効果があるのは主に小説ですね。
しかし、そうなると当然ですが、全てのページがカラーで取り込まれることにより容量が大きくなってしまいます。
ですが、ここではそれは仕方が無いこととして許容しています。

それを回避する方法はあるのですが、楽!がテーマなので容量に関しては深刻な問題にならない限り無視をします。クラウド化出来るので最悪それらでこの問題はカバー出来るからです。

回避する手段としては
1.表紙などのカラーページは自動判別で取り込む。
2.それを別ファイルとして保存して、中身だけを強制モノクロで取り込む。
3.そしてacrobatで結合して一つのPDFにする。
これだけではあるのですが、やはり多くの同人誌全てで行うと考えると面倒です。


何度も言いますが、沢山の本を気軽に根気とか必要無く電子書籍化することがコンセプトですのでご容赦を。

ですがyoshimikiも流石に小説だけはやったりします。
400ページを超えるような本は流石にそんなことも言ってられない位に容量が肥大化してしまいますし、何よりモノクロの方が文字を読みやすいので。
こういう感じでケースバイケース、自分が納得出来るコストのかけ方をして行くと、電子書籍化が楽しく、沢山、気軽に持ち歩く為のチョットした準備だとして、上手に付き合えるようになると思います。

完璧な状態で、最善の形式で、最も美しく!
これが出来ればそれは素晴らしいことですがその為にかける時間で本を読めてしまう様では本末顛倒です。
電子書籍化は自分の読書ライフをより充実させる為の手段であり、決してそれ自体が目的化していい物では無いとyoshimikiは考えます。
気軽に楽しく簡単に電子書籍にする。
それが僕の電子書籍化のモットーです。

さて次は閲覧編。
どうやってiPadに転送するか?実際どれくらいのクオリティで読めるのか。
などなど。

それではまた。

2010/08/09

[電子書籍]同人誌を電子書籍にしてみよう!(断裁編)

読んでない方はまずこちらから
[電子書籍]同人誌を電子書籍にしてみよう!(準備編)

さて断裁編です。

一応、動画を見て貰う前に補則を。
とりあえず、自炊(電子書籍化)において、一番ポピュラーであると言われる

プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513Lという機種。


うんでは実際どんな感じで断裁するかを動画で。
この度の動画に使った同人誌はウラシマモトの「燃えよペン マンガ力指南編」

最高に大好きな同人誌を自炊動画にすることで、熱意を感じてやってください。
そう!こういうBLOGに動画張るとかしたいと思ってやってんだ!クオリティとかはしらねぇさ!ちなみに我家で撮ってます。デジカメで。
伊織がチラホラ出てくるけど、完全な趣味です。



さて、初めて見た人は少ないと思いますが、一応。
思いの外きれいに切れるもんでしょ?
実際これより分厚い本を切る時でもスパっと切れます。

以降、同人誌の閉じられているサイドを背中、開けているサイドを手前と呼びます。

基本同人誌やマンガ、小説などは全て、糊付けされています。
まれに、コピー誌などはホッチキスで留められている物があり、これを誤って断裁してしまうと一発で刃を傷めてしまうので、必ず断裁前にホッチキスで留められていないか確認してください。
これは雑誌、コミック全てに置いて共通することですので、同人誌目的ではない方でも参考にしていただければと思います。

さて、断裁のやり方としてはこの糊付けされている背中部分から数ミリ手前の部分をバッサリいって紙の束に変える訳ですが、その際どれくらいの場所を切るかがポイント。
実はこれは印刷所さんによってまちまちなのか、かなり短めに切ってもOKな同人誌と結構長く切らないと駄目な同人誌が存在しました。

これに失敗すると、全くはがれないくらいなら、まだ救いがあります。
一番やっかいなのは、数枚がくっついている状態です。
こういう物は、ざっと剥がれているかの確認では見逃してしまう可能性が大きく、スキャナーで読み込む際にエラーを生むことになりますので、この時点でしっかり確認した方が良いです。
同人誌は見開きでもなければ閉じてる部分は結構白い部分があるので、ギリギリよりはちょっと長めに切断しちゃってOKです。

また、動画の最後の方に、表紙と背表紙にたいして次ページが剥がれているか入念に確認していますが、これが普通のコミックや雑誌と同人誌の自炊の一番大きな違いになります。
同人誌は表紙と次の普通のぺージがまず間違いなく普通に断裁しただけでは剥がれません。
どうやら一番べったりと糊がついてしまうみたいで、中のページ全てがきちんと紙の束になっても、ほぼ100%表紙と次ページはくっついてしまいます。
なので、同人誌の断裁に慣れてきたとしても表紙と背表紙だけは毎回必ず確認しましょう。

最初はどれくらい勢いよくハンドルを下ろせばいいか等、特に刃物なので緊張するかも知れませんが、オフセットの同人誌であれば、必ずカコン!!という良い音がするので(動画にもその音が入っていますね)それを目安にしてください。

うんで動画の途中(20秒くらいの所で)ハンドルの横のつまみを弄っているのはストッパーを解除しています。これを解除しないとハンドルが下に下がりません。
そうです、だから普段はこんな馬鹿でかい物がハンドルがあがったままで存在し続けます。非常に迷惑です。非常に邪魔です。
配送されてきたときはハンドルが下がったまま固定されていたはずなんですが、あれは出荷時だけでしたとさ。
なので置き場所等は必ず検討してから導入してください。
思ったよりも全然場所を食います。そして重いです。一度置いたら動かすのがしんどい程です。

そして次にスイッチ入れる所を撮影し忘れましたが、切断予測ポイント(刃が落ちる場所の目安)のガイドラインランプが教えてくれます。これも結構便利なPK-513Lを進めるポイント。
慣れてくれば必要なくなる機能とは言え、やはり断裁はミスをしたら取り返しのつかない作業なのでこういう機能があると最初から綺麗に、ミスなく行えると思います。ちなみにこのランプは電源ではなく電池式なので場所やケーブルの心配などはありません。


さて、駆け足ではありますが、とりあえずこんな感じで断裁編は終わります。
次は読み取りへんです。
イデオンの劇場版みたい感じ二文字縛りとかしたかったんですが諦めましたw

ではまた次の機会に。

[電子書籍]同人誌を電子書籍にしてみよう!(準備編)

では本格的に始めて行きましょう。

一応yoshimikiの電子書籍の、また人生のコンセプトをここで表明しておこう。

それは「楽!」
とにかく、楽に電子書籍にすることにこだわっている。
仮に容量が増えても
仮に見栄えが悪くなっても。
仮にお金がかかっても。

ということを念頭において、この先見ていってくれればと思う。

とりあえず、まずは電子書籍化に必要な物の紹介から。
基本的には

パソコン
スキャナー
断裁機
電子書籍リーダー
+α。
が必要になる。

パソコンは特別な物は必要ないけれど、僕が使っているScanSnap S1500はWindowsとMacでは型番が違う様なのでそういう意味ではお使いのOS等も注意してください。

まずはスキャナー
スキャナーも勿論色々あるし、わざわざScanSnap S1500を買わなくても電子書籍化出来る。
しかし、やはりいまこれから始めるなら、ScanSnap S1500以外には考えられない。



理由としては
1・両面読み取りが出来る。
2・50枚まで用紙をセット出来る。
3・早い。(一分で20枚!)
電子書籍にするのに、手間と時間がかかるとなれば、やはり途中で止めてしまったりするだろう。
根気が極力かからない様にするのも、こういう趣味を長く続ける為には大事だと思う。



次に裁断機。
これも裁断だけならカッターだって出来るし、安い裁断機でも出来るのだが、ここではPLUS PK-513Lを購入して使っている。



理由は、垂直裁断できる数少ない民生で使用できる裁断機だから。
やはり垂直式ではないと切断面が縦にも横にも歪んでしまうので、かなりガッカリする可能性がある。また、多くのユーザーがこの機種を使っているので情報には困らない。
これはScanSnap S1500にも言える事である。
しかし、弱点も当然あって、一度に裁断できるページ数は150枚程度。
要するに技術書やちょっと分厚い小説は無理だし、コミック雑誌は基本無理。
カッターで真ん中くらいで切り離して別々に裁断機にかけなければならない。
これはかなり面倒なので、少しでも楽をしたい人は一度に500枚くらい切断できる民生機もあるのでそちらも検討して見るといかがだろうか?それ等を比較しているサイトもあるので参考にしてはどうだろう?

漫画をスキャナで電子書籍化する初心者向け自炊解説サイト
などに詳しい。
詳しいっていうか、ぶっちゃけここを見たらうちの記事見なくても良いかもしれない。知れないが同士よ!同人誌!同人誌なのだよ!あんまり余所に無いと思ったからやってるんだよ。だってこういう動画とかハウツーやりたいけど、上記サイト様とかでやってんだもん!でもやりたいじゃない!そこで同人誌!!と!




閑話休題。

先ほど言った、楽!といきなり矛盾しているように感じるかもしれないが、やはり多くの人が使っているからトラブルシューティングに困らないとか、カットライン予測ライトがあるとかはやはり楽!なのだ。



次は電子書籍リーダー。
これは実はiPad一択。
小説オンリーならKindleでもいいんだけれど、同人誌を読む以上白黒では困る事も多いし、コミックやなにやら考えればカラーで見れた方が良いだろう。
勿論PDF化してパソコンで見るだけなら電子書籍リーダーはパソコンでいいんだけれど。
どうせなら外に持ち運べる物から選ぶといい。
また、iPadを電子書籍リーダーとして今から購入しようと検討している方は多少高くなってしまうが64ギガモデルの購入をオススメする。電子書籍をクラウド化する事も可能だがやはり入れっぱなしにできるならそれにこした事は無いのだから。

まぁ今から始めようと思う方で上記すべてを買い揃えると、軽く13万くらいかかるのだけれど、それはほら!夏のボーナスで一つ!

さて、最後にプラスα。
これは例えばドロップボックス等のクラウドサービス。
作った電子書籍をバックアップする為の準備(バックアップする手段がないとパソコンのHDDがとんだ瞬間に全ての電子書籍が消えてしまうことになる)
など、自分の生活や頻度に合わせて考えてもらえばいいと思う。


さて準備編はこれくらいにして、次からは裁断編、取り込み編、閲覧編、その他諸々編にわけて動画なども含めつつやって行きたいと思う。

ちなみに画像が使いたくてアフィリエイトやっているけれど、やっぱりこういうのはあざとく見られるのかしら。とか考えすぎる僕のチキンハート。

2010/08/03

[日記]同人誌をiPadに取り込んで読もう。

かなり久々でございます。
しばらく、blogpressからアップロードしていたはずが、バグだかなんだかで五本の日記がアップされていないという自体に。

しばらくテンションだだ下がりで更新を怠っていたのですが、自宅にscansnapやら断裁機やら揃えて、今流行りの自炊(個人的には自炊って言葉が好きではないので勝手電書と呼んでいます)を始めたので、これから始める人に少しでも参考になればと思い、blog再開します。

一応最初のテーマは同人誌の勝手電書化です。
夏コミの前後。やはり気になるのは同人誌の置き場所ですよね?
毎年二回、確実に増えていくけれど、実はそんなに買った本は読み返さない。
でも捨てるのはちょっと、、、

そんなあなた!勝手電書をオススメします。
デジタルデータにしてしまえば少なくとも場所の問題はクリアになります。
勿論、本を手元に置いておきたいという気持ちは痛いほど解ります。
しかし、繰り返しますが年に二回結構な数増えて行くのです。
一冊五分かからずに電子書籍化は完了するので数百冊程度なら土日使えば問題なく完了出来ます。(僕は一日に100冊以上の同人誌を断裁から取り込みまで行った事があります)

長々と書きましたが、詳しくは次の日記から断裁、スキャン、iPadに以降といった感じで書いて行こうと思います。
今週中には動画も用意した形でここで詳しく書けると思いますので、今しばらくお待ちください。


-- この記事はiPadからBlogPressでアップロードされています。

2010/06/22

[書評]放課後プレイ2

黒咲練導 著「放課後プレイ2」

自分を嫌いな少女は、誰かの想いに報いることはできるのでしょうか?



まず、始めに知っておかなければならないことがある。
この作品は「放課後プレイ」の2巻ではない。
放課後プレイ2という作品だ。
ドラクエ1とドラクエ2の関係のようなものだ。
続編であっても、続刊ではない。
世界はは同じだが、主人公は違う。
まずはその点だけ頭に入れておかないと、買ってガッカリ!みたいなことになりかねない。

さて、本題。
前作である放課後プレイの時には、密室で行われる、偏屈男とツンデレのいちゃいちゃを楽しむものだと言った。
しかし、今作はその路線はうっすら残っているものの、テーマとしてはだいぶ違う。
今回は、漫画研究会で一人活動しているヒロインと入部してくる男の話し。
漫研が前作と同じように密室の舞台になるのだが、前作と違い、この二人は出会うところから始まる。
女性はコミュニケーション下手、男はズカズカとそこに入っていくタイプ。
最初は嫌がりつつも、徐々に打ち解けて、、、というベタな展開になっていくのだが、実はそこがメインのお話でもない。

ヒロイン側の視点で進む物語は、そんなに綺麗ではない。
こんな自分が好きではない。
そんな自分が人から好かれている訳がない。
そう思っているヒロイン。
ちなみに、この部分が作者の凄いところなのだが、あえて本当に美少女ではないヒロインを採用している。これが妙なリアリティと親近感を持って僕には響いてしまった。

徐々に仲が良くなってくる2人。
部室に一人で漫画を書くことに寂しいと感じ、誰かになにかを伝えるという行為に楽しさを感じ、何よりもそんな自分が満更でもない。

しかし、そんな微笑ましさ溢れる日常は唐突に終わる。
あまりにも個人的な理由で。
あまりにも子供じみた理由で。
あまりにも人間らしい理由で。

この先は、御自身の目で是非御覧になっていただきたい。

僕は自分が嫌いだった期間がかなりの長期に渡りあった人間なのでこの少女の気持ちが手に取るようにわかる。
なぜそういう行動になるのか。

それは不器用だとかっていう綺麗なもんじゃない。
圧倒的にどうしようもない劣等と卑怯と黒い感情だ。
他人に対して一方的に抱き、自己完結し、そして逃げ出す弱い心だ。


そんな彼女と男の子がどう物語に決着をつけるのか。
初めて本音でぶつかる男女のその先にいったいどんな答えが待っているのか。
是非、自身の目で見てみて欲しい。

また、物を作るということにたいして、作者のイズムのような物が垣間見れる作品なので、そういう見所もありますよ。


放課後プレイ2。
オススメです!

2010/06/15

[Live]kalafinaのLIVEにいってきたよ。

友人2人と6月12日のJCBホールでのkalafinaのLiveにいってきた。

自分は空の境界のファンであるので、劇場版7本のエンディング曲は非常に素晴らしいとは思っていたが、実際にCDは持っておらず、予習も兼ねて前日にSeventh HeavenとRed Moonを買った程度のにわかファンだ。もちろん、彼女たちの名前すら知らない。
もちろん、プロデューサー梶浦由記という名前だけでも十分クオリティを期待させてくれるユニットではあるので、楽しみではあったのだが。

1st、2ndアルバムを聴いた感想は、正直言って期待外れだった。
空の境界の楽曲は、原作補正もきいて、もちろん、良い曲なのだ。
そして、他作品とはいえ、ソラノヲトからの楽曲がなども素晴らしいp。
だがオリジナル楽曲がいまいちな出来だと感じた。
打ち込みが多用され、曲にイマイチ迫力が無く、またkalafinaを知ったのが空の境界からなので、その楽曲群のイメージが強すぎて、エスニックな楽曲などがそれまでのkalafinaとのギャップに戸惑ってしまったのもあるかもしれない。

友人が手にいれたチケットで御相伴したとはいえ、中々にローテンションであった事は間違いない。
もう少し、音にこだわっても良いのになぁ。絶対にバンドでやったら映えるのになぁなんて思っていた。

さて、そんな中で、当日を迎え、会場入り
会場に入っておどろいた。
バンドが入っている!

これでかなり期待はあがった。あんなに良い声なら絶対にバンドでやった方が良いと思うのは当たり前だから。

さて、場内が暗転して1曲目。
なんと、一弦ではあるもののヴァイオリンが入っている。これはうれしい!
やはり、生の弦楽器はマニュピレートとは全然違うので。
今回のツアー自体が2ndアルバムのレコ発ツアーなので、その表題曲から。
「Red Moon」
もう、本当に久し振りに度肝を抜かれた。
圧倒的。腹の底からビリビリくる声。
3人のハーモニーも本当に綺麗。いや、筆舌に尽くし難いとはまさにこの事。

という感じで全曲やってもいいんだけど、長くなりすぎるので割愛。

兎に角CDとは全く違う。感覚でいうのであれば3倍はライブの方が良い。
そりゃLIVEの方が良くなくてどうする?と言われるかもしれないが、実際問題として、音楽として(雰囲気は別問題として)ライブの方が良かった経験ってそんなに多くない。

何が良いのか、何がCDと違うのかは、思うところはあるけど、そんなものは問題じゃない。
兎に角、彼女達の声が素晴らしいのである。
圧倒的なのである。
いや、本当に1曲目からシビれた。

その後、CDではイマイチだと思っていた曲が嘘みたいに素晴らしい楽曲になって自分の耳に飛びこんでくる。
伸びやかで、力強く、何より美しい。
また、やはりCDでは音的に寂しかった部分も、バンドがキチンと補完できている。
特に、一番目を、耳を奪われたのはセンターにいたkeikoさんという方。
声も非常に美しい低音をじっくり聴かせてくれるし、一挙手一投足が非常に絵になる人でして。
一緒に行った友人と「あの人かっけぇ」の連呼。

期待していた空の境界からはfairytale、ARIA、Sprinterの三曲で、obliviousが聴けなかったのは残念だったが、それでも、sprinterなんかは本気で鳥肌たちっぱなしの出来。


君に会いたい、君が愛しい
のくだりで、keikoさんがずぅっとアリーナの一人に向けて視線を外さずに歌っているのを見て、ドキドキしてしまったのと同時に、きっと見られてた人はあまりに情熱的過ぎて直視できなかっただろうなぁとニヤニヤしていた。
あの長い髪と、赤い衣装はばっちり決まっているし、伸びやかで綺麗な低音。
もう本当に見惚れました。

wakanaさんという方も本当に綺麗な高音で、keikoさんとハモるだけでもう、圧倒的な絵面。

hikaruさんは独特の声で、本当にユニークな歌い方。ある意味では彼女がフロントマンだなぁと感じた。

MCでは本当に起きてるのか心配になるhikaruさんのボケたトークとかあるくせに、歌いだすと豹変する彼女たちは本当にズルイ。歌い始めた瞬間に本気で首筋がゾクゾクする。

また、これはyoshimiki個人の嗜好なのだが、yoshimikiはMCは少なければ少ないほど好きなのだ。その時間で1曲多く聴きたいと思ってしまうのである。
kalafinaは決して短いとはいえないまでも、回数も少なくて好感が持てた。

また、用意された道を歩いてきた人たちではないのだろう彼女たちは、何度も何度もフリートーク中にこれ以上無い位に深いお辞儀を会場に向かってしていた。

今ここに立てることに、それを支える全ての事に、人に感謝しているように。
あんなに、腰が低いアーティスト見たことねぇ。

梶浦由紀さんがきたりとサプライズもあったらしく(僕はそもそもキーボードは梶浦由紀が弾くもんだと思っていたくらいまったく知識がなかった)そういう意味でも、まさに千秋楽だった。

最後には12月11日CCレモンホールでのライブが発表されて幕。

正直、ここで感想を書くことの理由を自分で探したのだがほとんど見当たらない。

行った人には書かなくてもわかることを僕は書いているし、行ってない人には書いても分かりようが無いことを書いている。
後にDVDが出たとしても、絶対にあの会場と同じクオリティは出ない。
悲しいけど、こればっかりは仕方が無い。でも、あれを限られた人しか見れないのはもったいなさ過ぎる。

だからひとつだけ、僕が長々と書いてきたことに理由があるとすれば。
もし、行ったことが無い人でここまで読んでくれた人がいたとしたら。

そんな人たちに12月11日に何が何でもチケットを取ったほうが良いと言うことを伝えることくらいだ。

ファンは当然、ファンじゃない人も一度聴いてみた、気に入ったら行って見てほしい。
CDの何倍も凄いクオリティと迫力と美しさと可愛らしさで、きっと魅せてくれる。
本当にすばらしい体験になると思うので。


ぜひ12月11日は予定を空けておくことをオススメしますよ。


セットリストは

01 red moon
02 テトテトメトメ
03 fantasia
 MC
04 sapphire
05 星の謡
06 闇の唄
 MC
07 夏の林檎
08 fairytale
09 ARIA
10 progressive
11 春は黄金の夢の中
12 storia
13 intermezzo
14 Lacrimosa
15 また風が強くなった
16 Kyrie
17 音楽
 MC
18 光の旋律
E1 love come down
 MC
E2 sprinter
E3 輝く空の静寂には 
 MC
E4 I have a dream

 

2010/06/11

[書評]放課後プレイ

黒咲練導 「放課後プレイ」


まずは最初に聞いておこう。

ツリ目が好きかい?
三白眼で睨まれたいと思うかね?
漫画の中でならドSって最高だと頷くかい?
黒髪前髪がそろってるロングの女性は別格に決まっているよな?
黒タイツは人類の宝だ!
ツンデレなんてお腹いっぱいだ!だが良いツンデレは別腹だ!

そんな人は今すぐに買って来い。
話はそれからだ!っていうか、それで終わりだ。
これから先を見るまでも無く、君たちのための本だ。



さて、ではここを読んでいる上記に該当しなかった残念な人たちに軽く説明しよう。

この漫画はカテゴライズすれば、いわゆる今流行の「日常系4コマ」とされるものである。

ただ、他の作品とは趣向が違う部分も多い。
まず、この漫画には人物の名前が一切出てこない。
どころか、登場人物は2人しか出てこない。
高校生の男と女。
物語はすべて、この男の部屋で展開され、彼女である(作中で女の方が自らを彼女だと称しているだけで男からの言及は無いW)女が部屋に遊びに来ることから始まる。
電撃Play Station誌上で連載されていたことから、主に会話はゲームの話。

ここまで書いていてなんだが、これぜんぜん日常系じゃねぇんじゃねぇか?という話ではあるが、あえて無視しよう。

ほとんどドラマらしいドラマは展開しないが
唯一、彼女の側が執拗にキスを迫るがいつも、、、という葛藤が描かれるのみ。
ということは、この二人は付き合っているが、キスすらしたことが無いということなのだ。
名前もそうだが、そもそもこの二人、どうやって出会い、どうやって恋に落ち、どうなって今につながるのか?
とか
男の方は一人暮らしみたいだけどなんで?とか
一切、情報は読者に提示されない。
そこは読者が補完しろってことなのか、同人で描けってことなのかはわからないが、少なくとも作者の興味は「その日常」にあるわけで「ドラマ」にあるわけではないということは良くわかる。


なら、何を楽しむのか?

ゲーム好きのカップルの密室いちゃいちゃを楽しむ。
これに尽きる。
傍若無人な彼女と、基本受動的でオクテてというか偏屈な彼氏の微妙な距離感を楽しむ物なのだ。
本当に閉じられた世界で、二人の掛け合いが延々と繰り返される。
また、ゲームやアニメの話などが理解できれば、色々な意味で作者の趣味が「良い」ことがわかるだろうw
特に20代後半以降のゲーマーは確実に作者とシンパシーを感じることだろう。

決してそれ以外の何かを期待してはいけない。
そして、それが堪らなく良いのだ。

また、この作者はこの作品で知ったのだが、きっとその筋でも描いていたんじゃないかと思うくらいに妙にエロいwエロすぎる。
セクシャルな描写は一切無いが、エロい。
吐息とか、表情とか、間合いとか、空気とか。
そういう部分でエロスを表現できている。

もう読んでいて堪らなくなる。
そして、顔がにやけっぱなしになる。
最後には悶え死ぬ。

ネタバレは避けるけれども
先ほども少し触れたが、ほんの少しだけドラマはある。
実は色々がんばったり、変えたかったり、踏み込みたかったりするんだ。
ってお話。


黒咲練導の「放課後プレイ」
おすすめです!!




しかし、自己紹介を除いた実質初めての記事がこれかぁ。
我ながら非常に良い走り出しだと思う。

[日記]初めまして。blog始めました。

今日から始めて見ましたよ。
初めまして。yoshimikiと言います。

お仕事はゲームプログラマ。
たまにディレクター。

コンシューマで数本。
携帯電話で数十本。

半分フリーみたいな立場故、あまりお仕事の話はここでは難しいかと思います。なのでタイトルもおおっぴらには言えません。
まぁ、基本的に仕事の話をここでするつもりはありませんが。

さて、普段は主にTwitterで呟いているのですが、Twitterではどうしても難しい長文などをここでは上げて行こうかと思います。

ゲーム、ラノべ、小説、アニメ、映画等など、サブカルチャーと呼ばれるもの全般が好きなので、ここもそういう話題が多くなって行くと思われます。

何分yoshimikiはめんどくさがりなので、毎日更新とかはあり得ませんが、Twitterと折り合いをつけながら気楽にやって行こうと思います。

自分にとっての覚え書きの様な使い方になるかとは思いますが、もしお目に止まりましたら幸いです。

ここで、当blogのネタ候補をいくつか。
アニメ。
漫画。
ゲーム。
ボードゲーム。
ラノべ、小説。
iPadp、iPhone。
後は日記。

こんな具合です。

Twitterもやっていますので、どうぞフォローしてやってください。

俺の人生逆回転。
どうぞよろしく。

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