2010/06/15

[Live]kalafinaのLIVEにいってきたよ。

友人2人と6月12日のJCBホールでのkalafinaのLiveにいってきた。

自分は空の境界のファンであるので、劇場版7本のエンディング曲は非常に素晴らしいとは思っていたが、実際にCDは持っておらず、予習も兼ねて前日にSeventh HeavenとRed Moonを買った程度のにわかファンだ。もちろん、彼女たちの名前すら知らない。
もちろん、プロデューサー梶浦由記という名前だけでも十分クオリティを期待させてくれるユニットではあるので、楽しみではあったのだが。

1st、2ndアルバムを聴いた感想は、正直言って期待外れだった。
空の境界の楽曲は、原作補正もきいて、もちろん、良い曲なのだ。
そして、他作品とはいえ、ソラノヲトからの楽曲がなども素晴らしいp。
だがオリジナル楽曲がいまいちな出来だと感じた。
打ち込みが多用され、曲にイマイチ迫力が無く、またkalafinaを知ったのが空の境界からなので、その楽曲群のイメージが強すぎて、エスニックな楽曲などがそれまでのkalafinaとのギャップに戸惑ってしまったのもあるかもしれない。

友人が手にいれたチケットで御相伴したとはいえ、中々にローテンションであった事は間違いない。
もう少し、音にこだわっても良いのになぁ。絶対にバンドでやったら映えるのになぁなんて思っていた。

さて、そんな中で、当日を迎え、会場入り
会場に入っておどろいた。
バンドが入っている!

これでかなり期待はあがった。あんなに良い声なら絶対にバンドでやった方が良いと思うのは当たり前だから。

さて、場内が暗転して1曲目。
なんと、一弦ではあるもののヴァイオリンが入っている。これはうれしい!
やはり、生の弦楽器はマニュピレートとは全然違うので。
今回のツアー自体が2ndアルバムのレコ発ツアーなので、その表題曲から。
「Red Moon」
もう、本当に久し振りに度肝を抜かれた。
圧倒的。腹の底からビリビリくる声。
3人のハーモニーも本当に綺麗。いや、筆舌に尽くし難いとはまさにこの事。

という感じで全曲やってもいいんだけど、長くなりすぎるので割愛。

兎に角CDとは全く違う。感覚でいうのであれば3倍はライブの方が良い。
そりゃLIVEの方が良くなくてどうする?と言われるかもしれないが、実際問題として、音楽として(雰囲気は別問題として)ライブの方が良かった経験ってそんなに多くない。

何が良いのか、何がCDと違うのかは、思うところはあるけど、そんなものは問題じゃない。
兎に角、彼女達の声が素晴らしいのである。
圧倒的なのである。
いや、本当に1曲目からシビれた。

その後、CDではイマイチだと思っていた曲が嘘みたいに素晴らしい楽曲になって自分の耳に飛びこんでくる。
伸びやかで、力強く、何より美しい。
また、やはりCDでは音的に寂しかった部分も、バンドがキチンと補完できている。
特に、一番目を、耳を奪われたのはセンターにいたkeikoさんという方。
声も非常に美しい低音をじっくり聴かせてくれるし、一挙手一投足が非常に絵になる人でして。
一緒に行った友人と「あの人かっけぇ」の連呼。

期待していた空の境界からはfairytale、ARIA、Sprinterの三曲で、obliviousが聴けなかったのは残念だったが、それでも、sprinterなんかは本気で鳥肌たちっぱなしの出来。


君に会いたい、君が愛しい
のくだりで、keikoさんがずぅっとアリーナの一人に向けて視線を外さずに歌っているのを見て、ドキドキしてしまったのと同時に、きっと見られてた人はあまりに情熱的過ぎて直視できなかっただろうなぁとニヤニヤしていた。
あの長い髪と、赤い衣装はばっちり決まっているし、伸びやかで綺麗な低音。
もう本当に見惚れました。

wakanaさんという方も本当に綺麗な高音で、keikoさんとハモるだけでもう、圧倒的な絵面。

hikaruさんは独特の声で、本当にユニークな歌い方。ある意味では彼女がフロントマンだなぁと感じた。

MCでは本当に起きてるのか心配になるhikaruさんのボケたトークとかあるくせに、歌いだすと豹変する彼女たちは本当にズルイ。歌い始めた瞬間に本気で首筋がゾクゾクする。

また、これはyoshimiki個人の嗜好なのだが、yoshimikiはMCは少なければ少ないほど好きなのだ。その時間で1曲多く聴きたいと思ってしまうのである。
kalafinaは決して短いとはいえないまでも、回数も少なくて好感が持てた。

また、用意された道を歩いてきた人たちではないのだろう彼女たちは、何度も何度もフリートーク中にこれ以上無い位に深いお辞儀を会場に向かってしていた。

今ここに立てることに、それを支える全ての事に、人に感謝しているように。
あんなに、腰が低いアーティスト見たことねぇ。

梶浦由紀さんがきたりとサプライズもあったらしく(僕はそもそもキーボードは梶浦由紀が弾くもんだと思っていたくらいまったく知識がなかった)そういう意味でも、まさに千秋楽だった。

最後には12月11日CCレモンホールでのライブが発表されて幕。

正直、ここで感想を書くことの理由を自分で探したのだがほとんど見当たらない。

行った人には書かなくてもわかることを僕は書いているし、行ってない人には書いても分かりようが無いことを書いている。
後にDVDが出たとしても、絶対にあの会場と同じクオリティは出ない。
悲しいけど、こればっかりは仕方が無い。でも、あれを限られた人しか見れないのはもったいなさ過ぎる。

だからひとつだけ、僕が長々と書いてきたことに理由があるとすれば。
もし、行ったことが無い人でここまで読んでくれた人がいたとしたら。

そんな人たちに12月11日に何が何でもチケットを取ったほうが良いと言うことを伝えることくらいだ。

ファンは当然、ファンじゃない人も一度聴いてみた、気に入ったら行って見てほしい。
CDの何倍も凄いクオリティと迫力と美しさと可愛らしさで、きっと魅せてくれる。
本当にすばらしい体験になると思うので。


ぜひ12月11日は予定を空けておくことをオススメしますよ。


セットリストは

01 red moon
02 テトテトメトメ
03 fantasia
 MC
04 sapphire
05 星の謡
06 闇の唄
 MC
07 夏の林檎
08 fairytale
09 ARIA
10 progressive
11 春は黄金の夢の中
12 storia
13 intermezzo
14 Lacrimosa
15 また風が強くなった
16 Kyrie
17 音楽
 MC
18 光の旋律
E1 love come down
 MC
E2 sprinter
E3 輝く空の静寂には 
 MC
E4 I have a dream

 

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